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金属のジムトレーナーブログ

お客様からの質問(後加工の工程で問題が発生)

2020-05-12
テンパカラー250℃
250℃焼戻しカラー
テンパカラー220℃
220℃焼戻しカラー
お客様より、後工程のドリル加工(Φ3孔加工)で硬くて加工しにくい。
と、お助けの連絡がありました。
 
当初、高周波焼入れ処理を行ったので硬くなったのでは・・・
しかし、調査すると高周波焼入れを行った箇所ではなく母材箇所でした。
材質はSCM435、母材硬さの規格はない。
弊社では最近、焼入れ硬度が高めに出ていました。
指定硬度にする為に焼戻し温度を220℃→250℃変更し処理している。
写真:ブルーカラーが250℃変更温度
   ゴールドカラーが220℃通常温度
   ※今回の製品ではありません。【参考写真】
いろいと調査してわかった事は同じ材料SCM435でも
元の硬さが違う事にたどりついた。
HRC0程度とHRC22前後の種類がある。
 
そのことから孔加工しにくい製品は元の硬さがあるので
加工しにくいのでは・・・と説明しました。
真の原因はこれからも調査中です。
形は同じでも材料(母材)の仕上がりで大きく変わります。
※詳細は問い合わせください。

金属のジムトレーナー的に説明すると
もともと何もトレーニングしていない体と、ある程度トレーニングしている体の違いかな。
鍛え方の仕上がりも大きく変わります。
 
 
※6月1日追加
さらなる調査をした結果、材料は2社から仕入れしていた事がわかりました。
対策としてどちらかの材料に統一する事になりました。
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