事業内容
・金属の加工部分 = 体の鍛えたい部位
・加熱装置 = トレーニングマシーン
・社員(職人) = パーソナルトレーナー
・装置を扱う技術 = 筋トレの指導
我々は、金属を鍛える仕事をしています。
「金属のジムトレーナー」と呼んでいるのも、そういった理由です。
高周波焼入れの特長と利点
【よりよい製品製造のために日々熱を操り研鑽しています】
高周波焼入れ加工の特長
当社が得意とする高周波誘導加熱による焼入れ加工は、精密機械部品、自動車部品、建機・産業機械部品など、幅広い分野でご評価をいただいており、
金属部品の耐久性・品質向上に大きく寄与しています。
◆ 必要な箇所だけを的確に加熱
高周波誘導加熱により、焼入れが必要な箇所だけをピンポイントで加熱。
製品形状や機能に合わせた、無駄のない処理が可能です。
◆ 短時間加熱で酸化・脱炭を最小限に
急速加熱により、加熱中の酸化や炭素の脱落(脱炭)を抑制。
表面品質を保ったまま、処理精度の高い仕上がりが得られます。
◆ 焼入れによる歪みを抑制
他の焼入れ方法に比べ、寸法変化や歪みが少なく、後工程での機械加工負担や仕上げ工数を削減できます。
◆ 高硬度・高耐摩耗性
焼入れ後の表面は高い硬度と優れた耐摩耗性を発揮し、摩耗しやすい部位でも製品寿命を大幅に向上させます。
◆ 硬化深さの調整が容易
誘導加熱条件を最適化することで、硬化層の深さを用途に応じて柔軟に調整可能。
◆ 耐摩耗性+耐疲労性の向上
高周波焼入れにより、表面に圧縮残留応力が生成され、摩耗に強いだけでなく、繰り返し荷重への耐性(耐疲労性)も向上します。
●金属部品の高機能化・長寿命化をお考えの企業様は、ぜひ当社の高周波焼入れ技術をご活用ください。
●治具設計・試作から量産まで、社内外のネットワークを活かして柔軟に対応しております。
初期段階からの技術相談も歓迎しております。
製品形状や用途に応じた最適な焼入れをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
取扱製品
自動車産業部品
●エンジン部品(ボルトピボット・アジャスティングボルトなど)
※月ロットMAX40万個の生産能力(平均16万個)
●トルコン関連部品(リベット・プレート等・アームリバースシフト)
※平均16万個/月産 平均2万枚/月産
●ステアリング部品・足回り部品・その他部品
※月ロット1,000~10万個の生産能力
◇ メーカ認定取得
走る・曲がる・止まるの重要保安部品が取扱いできます。
農機具部品

●フォークロッド、シャフト類、ピン、レバー、レールなど
※1個~1,000個
※小ロット多品種
※φ12~φ45、全長100㎜~500㎜
●シャフトや軸製品のひずみ矯正も行います。
※社内規格 0.11mm以下 目標:0.05mm以下
◇株式会社クボタ殿【S】熱処理認定工場 重要部品の取り扱いが可能です。
一般産業機械部品

●軸類(クランク・カム)、板カム、溝カム、ウォーム軸など
●車輪、ギヤ、ローラ、ロールなど
※小ロット1個からでも処理可能
※Φ径MAX500㎜まで(要相談)
(Φ300㎜のギヤ・カム等あり)
※長さMAX1,200㎜まで(レール・軸等)
誘導加熱コイル及び冶工具の設計製作
歪矯正 【後工程を考えて最小限へ】
歪矯正は、後工程のこと考えて最小限にすることを目的としています。
熱処理(高周波焼入れ処理)を行うと圧縮応力が発生し歪が発生します。
特に表面積が広い方に歪が発生します。※詳細は問い合わせください。
当社の社内規格は0.11mm以下を規格とし
目標0.05mm以下を創業当初より目標としてきました。
●フォークロッド、シャフト類
※0.05mm以下目標 ※φ12~φ18 長100㎜~500㎜
●ウォーム軸類
※0.08mm以下目標
●レール・プレート類
※0.2mm~0.1mm(目標0.1mm以下)
焼戻しによる着色サンプル(テンパカラー)



